2019/06/18 15:12

<食べものが持つ本来の性質>
すべての食べものには、はっきりしたもの、かすかなものなど、
さまざまな性質があり、それがからだに作用して、
ドーシャに影響を与えています。
これらの性質の影響をわかりやすくするために、
3つの対照的な性質の組み合わせを考えてみましょう。
 軽い←→重い、
 液体・油性←→乾燥、
 熱くする・熱い←→冷ます・冷たい

健康を望むのであれば、あなたの望む性質をもった
食べものを選ぶようにしてください。

乾燥しやすいタイプの人(乾燥肌や便の固い人)なら、
乾燥させる食べものや味覚を避けるようにします。
食べものの性質は、例えば、野菜は生で食べないで蒸すとか、
オイル入りのドレッシングを使うことで変えることができます。
からだに熱のたまりやすい人
(かゆみをともなう発疹もひとつの兆候です)は、
「熱い」食べもの、すなわちピッタ増加の食べものを減らします。
生の食べものは、消化を促進するといわれています。
便秘にはすぐに効きますが、長い間食べつづけるうちに、
多量の生の食べものがヴァータを増加させ、
便秘の原因をつくることになってしまいます。
<食べものとその性質>
下のリストは、私たちが食べている食べものの例と、
その性質を示しています。
食べものがもつ性質の効果は、
一定期間毎白食べつづけてはじめて気づくものです。
かなり極端な食生活でなければ、からだの変化と食べものを
関連づけることは実際難しいとされていますので、
日頃より、食べ物の種類に対して意識することが大切です。
<リスト~アーユルヴェーダ的、本来の性質>
重い…ミルク、小麦、玄米、魚、赤身の肉、ゴマ油
軽い…ヤエナリ、バスマティ米、葉菜、チキン、リンゴ、ひまわり油
冷やす…ミルク、ひまわり油、小麦、リンゴ、アイスクリーム、ココナッツ
熱くする…魚、ゴマ油、タマネギ、卵、肉、チリ
油っぽい…ナッツ類、魚、卵
乾燥…多くの野菜、ナシ、雑穀